天皇杯福島県予選4回戦 FCプリメーロ0-2福島大学(郡山西部サッカー場)


 過去何度も決勝で対戦してきた相手と初戦で対戦となりました。
 練習試合でも数度対戦してきているし、福大OBがプリメーロに数名所属しているということでちょっとした兄弟対決のような対戦です。
 先週に引き続きプリメーロは決め手に欠いたまま、前半を終え、後半、今期初出場となる小野選手を投入し勝負に出ます。
 その小野選手を中心に再三好機を作り出すものの、逆に一瞬の隙をつかれ失点。
 その後本田選手が放った強烈なシュートもゴールラインギリギリでの福大DFの奇跡的と言ってもいいセーブに阻まれ、ロスタイムに追加点を奪われ試合終了、二年連続の初戦敗退となりました。


 今年思うところがあってプリメーロに入団した選手も、去年悔しい思いをした選手もそれぞれの気持ちを胸に臨んだ試合だけに、結果が出せなかった事は簡単には割り切れない事でしょう。
 私も、割り切れない気持ちのまま、あれやこれやと考えを巡らせています。


 何度も自分に問いかけてみたのですが、今は非常に悔しく辛いけれど、じゃあ応援しなかったら良かったかというと、絶対にそんな事はないんですよね。

 とにもかくにも、プリメーロのサッカーは待ったなしでまだまだ続くので、また歩み続けていくのみなのです。


 今回、サッカーをやっている中学生がたくさん会場に足を運んでいて、試合終了後に神妙な面持ちで出ていた選手の事やチームの事について質問してくれました。彼らにとってサッカー選手とはテレビの画面のむこうにある海外チームや日本代表、Jの有力クラブなのかもしれないけど、自分の住む街の大人たちの真剣勝負を見ることで何かを感じ取ってくれたようにも見えました。