ワールドカップアジア3次予選 日本1-0バーレーン(埼玉スタジアム)

 プリメーロの試合が終わり、その余韻に浸る間もなく利府駅へ送り届けていただく。事前に調べた乗り継ぎ案内によると埼スタまでは試合開始一時間ほど前にたどり着くはずだった。しかし、まずこの出発地点でダイヤ変更があり、そこから順繰りに乗り換え時間が繰り下がっていってしまった。

 そんなこんなで、埼玉スタジアムに到着し、席に着いたのは国歌斉唱の直前だった。

 
 いつもはホームゴール裏、今回は初めてアウェーゴール裏で観戦してみた。
 雨に降り込められながら回りの皆さんを見渡すと、バックに付けているちょっとした小物やいつもはJの試合で掲げているであろう、丁寧に選手名を生地に縫い付けたゲーフラなどから普段の応援チームが多岐にわたる事がわかる。
 前半早々、自らのプレーからPKを得た寿人選手がゴール裏をぶんぶん煽る。
 こうやって煽られるの、何年ぶりだろう・・・

 しかし結局決まらなかったPKに象徴されるかのようなやり切れない試合展開が続き、ゴアテックス製のシューズも芯まで浸水し、私、何してるんだろ・・・なんて思いかけていた最後の最後に点が入った。

 閉塞感を感じなかったといえば嘘になるけれど、楽ではない状況で三次予選勝利で締めくくる事ができたことは良かった。
 てか、あの一点に私がまず非常に救われる思いでした。