太平の眠りを覚ます入れ替え制度。

今年くるだろうと思ってた、でっかい何かはこれだったか。

<Jリーグ>J2を22チームに増やしJFLと入れ替え制度(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080624-00000111-mai-socc

現在の規定では、Jリーグに準加盟し、J2入会基準を満たしたうえで
JFL年間順位が4位以内ならばJ2に昇格できる。
順当に昇格チームが誕生し続ければ、最短で、10年シーズンから
J2が22チームになる可能性がある。
JFLとの入れ替えは毎年3チームを想定している。

 これ、Jリーグ始まって以来の最大の変革だと思うのです。
 ここ何回かに渡って書いてきた記事の中で、後発リーグであるJは保護的な部分もあることも書きましたが、Jから降格するという事はチームにとってその保護と地位が絶対では無くなったという事です。
 Jを目指すチームにとって地域リーグで過ごす時はさながら幼年期のようだ、というのは宇都宮氏の言葉ですが、実際にその場で試合を見ている者として感じているのはクラブや選手と非常に近いという楽しさがある反面、ほんの少しのつまづきが降格やその先にあるチーム消滅に繋がる恐ろしさと隣り合わせの、ある意味J以上に厳しいリーグだという事です。私が見始めて5年間の間に東北リーグからは4チームの名前が消えていきました。その中にはJを目指していたチームもありました。
 入れ替え制度が始まるということは、今までJにいるチームもこの場所まで降りてくる可能性が生まれるという事です。
 特にJ2下位の方にとってはかなりおそろしい制度であることでしょう。
 また、JFLとしても今まで上への一方通行だったのが上からも降りてくるようになります。Jのチームが降りてくる事の刺激はかなりのものになるでしょう。


 J2の22枠が埋まったらそこから数年はリーグの安定化を目指すと予想していましたので意外に思いつつ、この変化によって生まれる動きを見守っていきたいところです。