全国高校サッカー選手権大会 尚志(福島)0-0(PK4-2)鵬翔(宮崎)(柏の葉)

高校サッカーで幕を開けた2006年の私的サッカー生活。
ドイツまで行って生涯忘れられない自国の無残な敗戦を目の当たりにし、プリメーロとともに泣いたり笑ったり波乱万丈のシーズンを過ごした一年の観戦を締めくくるのが母校の選手権初出場とは、本当に観戦冥利に尽きる事ですよ。
 
久々に母校に来ましたが、あんまり変わってないね。懐かしいです。
8時、「必勝 尚志高校」の文字が車窓に貼り付けられたバスに乗り込み、柏の葉を目指します。車中、胸に「SHOSHI」、背に「pride of SHOSHI」(おお、"ぷらしょー"だ!)と入った応援Tシャツを受け取りました。在校生の子たちがさっそく嬉々と身にまとってて「応援に行くぞ」という高揚感が伝わってきて微笑ましかったなぁ。車中では県代表応援特番や決勝の試合が上映され、徐々にボルテージがあがってきます。
柏の葉には1時過ぎぐらいに到着したのですが、第一試合がPKまでもつれたためになかなか入場できないまま時間がすぎていきます。競技場からは地元千葉の八千代高校が勝利したためすごい盛り上がりが伝わってきます。
やっと会場に入ったと思ったら、もう選手が入場していて、席に着く前にはキックオフ。
  
尚志は得意のパス回しからの攻撃にはなかなかつなげられ無い中、何度かいい攻撃も。
しかしシュート数尚志5に対し鵬翔20本。
攻め込まれながらもGKを中心に粘り強い守りと相手がシュートを浮かしてしまう幸運にも助けられ、ゴールを許しません。
とうとう0-0のまま、勝敗はPK戦で決することになりました。
尚志が一本止められましたが、鵬翔側を一本阻止し、一本は外し、なんと初戦突破です。実際に現場にいるとええー本当に!?と最初は現実感が無かったのですが、選手たちとスタッフが応援席に駆け寄ってきた時、本当に勝っちゃったんだなぁと嬉しさがこみ上げてきました。
で、実はこの試合、オシムさんが見に来ていたみたいです。
http://www.aquarius.nikkansports.com/2006/soccer/winter/f-sc-tp0-20061231-137168.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/hs/headlines/20070101-00000024-spnavi_ot-socc.html

オシム監督は試合を見ながら「この高校生たちは今後もサッカーを続けるのか。
受け皿がもっと増えれば、日本のサッカーはもっと良くなる」と話したという。

この高校生たちの先輩、指導している監督やコーチたちが活躍するすばらしいチームが福島にはあるんですよ。と、誇らしくおもったよ。というか、オシム監督って本当にサッカーが好きなんですね。
あと、ネットをいろいろ見てると、仲村監督について言及している人も多くて、改めてすごい選手だったんだと現役時代を知らない私は再確認しました。

帰路、いつのまにやら車窓の文字は「祝 尚志高校」に。
芸が細かい!
追記
まきたさんにコメントで書いていただいたスポーツナビの記事。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/hs/85th/column/200612/at00011892.html
旋風…になるのは簡単なことではないけれど、最高の舞台なのは確かです。
この大舞台を楽しんで、思い切り行ってほしいものです。