カーニバル

コンフェデ。体調不良ゆえあまり良く見てなかったんですが、惜しかったですね。ブラジルに引き分けとはね。
代表といえば、よくニュースとかで街頭とかスタジアム周辺での盛り上がりみたいなものがながれますが、そのへんについて取り上げているのを読んで、今さらではあるんですが、興味深かったです。
カーニヴァル化する渋谷(TRiCKFiSH)
http://d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH/20050618/p2

大した理由がないからテキトーに騒げる。この「大した理由がない」ってところがポイントだ。

 結局、サッカーは「ネタ」にしかすぎない。それなりの一定多数が盛り上がるだけのネタ。このカーニヴァル状況においては、スポーツとしてもナショナリズムとしてもワールドカップや日本代表は機能していなくて、単なるネタ。クラブに行くよりも、パチンコに行くよりも、風俗に行くよりも、ブログ始めるよりも、ずっと低コスト、低リスクのネタだ。

こういう状態に出くわした事が無いんでなんとも。
自分だったら遠巻きに「うわー・・・」って感じで眺めつつ、通り過ぎるだろう。
でも、まったくサッカーに興味がない人からするとどちらも「サッカーファン」という捉えられ方をされてるんだろうな。
私にとっては「大した理由」を見出したり、コストやリスクあっての楽しみなので、単なるネタにされてしまうのは寂しいものがある。
サッカーに限らず、覚悟の伴わない熱狂って、それに慣れちゃったらと思うと、こわい。でも自分も含め、そういうのに慣らされがちな世の中になってきているのかもしれないな。気をつけよーっと。
追記
でも、大した理由が無いとは言っても、今こういう「カーニバル」が報道されるぐらいの規模で起こるのってプロ野球の優勝か代表かってところじゃないかな。いちおう「めでたい」ていう大義名分があるね。自分が生まれる前だけど、学生運動ってヤツもこういう感じだったのかも。何かを掲げながらワーワーして連帯を味わう気持ちよさってのは確かにある。