その「王国」にあなたの、わたしの、居場所はありますか。

ワールドカップ出場が決定して早1週間。
その事自体は喜ばしく、福島の地でサッカーの話が日常会話に上るのも代表あっての事で、素朴に嬉しい。
代表と「ファン」「サポーター」、そしてサッカーが盛り上がるってどんなことなんだろ?などと、2002年からのひよっ子サッカーファンとして思いを巡らせたりしてました。
あんなにも代表に熱狂する人たちがいて、それなのに無くなってしまったり危機にさらされるチームが後をたたないのはなぜなんだろう。
考えがまとまらないなぁ、なんてだらだらしているうちに日々は過ぎていったのです。

そんな中、昨日、「サッカー王国福島宣言」なるものが出てきてうーむと唸っております。

「チャレンジ宣言」正式発表/県サッカー協(福島民友)
http://www.minyu.co.jp/morning/morning.html#morning5

サッカー王国へ チャレンジ宣言/中高一貫 富岡高を拠点/県協会(福島民報)
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20050615/kennai-20050615095335.html

Jリーグバブルも、福島FCの挫折も実体験していないので、伝聞を基に想像する事しか出来ません。でもうっかりサッカーを好きになってしまって、いろいろなサッカーに足を運ぶ中で、日本で最初にプロサッカークラブを潰してしまった福島という立ち位置から見えてくる事、考えさせられるものは沢山ありました。挫折は、未来に生かすことで財産にすることもできるはずです。
「消費」としてのサッカーの危うさはどこにあるのか。
「消費」以上のものとしての価値をどこに見出し、生み出していくのか。
より多くの福島の人たちが自分のものとしてサッカーと付き合うにはどうしたいいのか。
挫折を振り返り、これらの課題への「チャレンジ」をすることは、未来へ向かうために必要な事だとおもっています。
まだ打ち出されたばかりのこの宣言。良い方向へ進んでほしいと切に願います。

参考
Jリーグ百年構想と「地域スポーツ」
http://www.gpc.pref.gifu.jp/infomag/gifu/100/10-itou.html