元に戻ったー

ということで、元通り携帯からも利用できるようになりました。
モバイル版はてなダイアリーのゲストコメントの仕様を元に戻しました - ポケットはてな日記

モバイル版はてなダイアリーのゲストコメントの仕様を元に戻しました - はてなダイアリー日記


 はてなの経営面を考えての利用制限であるなら元に戻ることは無いな、と思っていたので制限撤回の要望は出してはみたもののこうあっさりと元に戻ったのは意外だった。
 経営面っていうのはこのあたり。

崎山伸夫のBlog - はてダのゲストコメント制限はiモード公式サイトだから


 「静かな混乱」と表現されたほど、反響がそれほどあったようには思えなかったから、元に戻ったのは単純に嬉しく、ちょっとじーんときたぐらいだ。

 その一方、こんなことも考えている。
 ブログサービスにおいて見られない・書き込めないというのは利用者にとって不愉快な事は百も承知ながら、要請には従わざるを得ない。
 この件に関して大々的に意見を募ったり周知徹底ししたりしないまま唐突に実施したことは、反応がどう来るか、その反応を理由に利用制限を覆すところまで織り込み済みだったんじゃないの?
 と、ここまで言っちゃうと穿ちすぎかな。
 でも今までの経緯からしてモノいう利用者層が何をすればどんな反応を示すかぐらいはわかっているでしょ、と思う。


 あと、今回のあれこれをちょっと前の「ファン/サポーターと消費」の件となんとなく重ね合わせていた。
 はてなで日記を書いている私と、それを読んでいる誰か。それぞれ株式会社はてなのおかげでインターネットを楽しませてもらっている。
 私は有料オプションを利用しているが、それらの利用料のみで運営されているわけではない。無料で書き込みをし、無料で読みに来ている人もかなりの部分をしめていると思われる。
 ほぼ無料で利用しているのに「気にいるようにしろ!」とはクレーマーどころの騒ぎではない。
 はてなはそれを受けて「ご利用の皆様には多大な混乱を招き、誠に申し訳ございませんでした。」という謝罪とともに元に戻した。
 タダだったり非常に廉価でサービスを提供している側が相手に謝らなくてはいけない理由はどこにあるのだろう?
 日記を書く人、日記を読む人、私たちは何を消費し、何を生産しているのか。
 はてなは何を商品とし、誰に売っているのか。

 そんなことも今回、考えました。





・・・ま、理屈はともあれ、開幕前に元に戻ってよかったよ。
新メンバーとか日程変更とか、日記以上に気にしなきゃいけないことはたくさんあるのだ。