五合目から見る風景。
議論は続くよ - seanの日記 旦⊂(´-` )お茶ドゾー
http://d.hatena.ne.jp/sean97/20080412/p1
どうもです。
J1を頂点とする日本のサッカーのリーグは「サッカーピラミッド」と言われたりします。
見ている人、関わっている人の人数から言えば圧倒的に上の幅が広く、上二つのプロから下は急に角度をつけて狭まる逆ピラミッドです。
私が主に見ているサッカーの風景は五合目あたりにあります。
その他、二・三合目に当たるであろう県リーグや高校サッカー、頂上付近にあるJにも機会があれば足を運びます。
そんな私が普段サッカーを見たり聞いたりした事、その実感から書いてみました。
>「サポーターってチームに文句言うけどクレーマーとどう違うの?」
仕事上、顧客から何かしら言われることがあります。
そのすべてがクレームだろうかと振り返って考えるといわゆるクレームもあれば感謝すべきヒントになる指摘もあり、感謝すべき指摘をしてくれた顧客がいればその部分が改善されるだけでなく仕事のモチベーションもすごく上がります。
そう私が感じるように好きなチームに感じてもらえたらいいな、と思って働きかけをしていますが実際のところそれが適切な指摘になっているかどうかは私には分からない。つか、当事者にも先々どう転がるかわからないですね。
しかし、クレーマーって言われるのってすごく辛いものだなぁ。
ざっくり刺さります。でもそう思われたのならしょうがないですね。
>気に入らないならどうぞサポやめていただいてけっこうです
>「いやなら見に来なくて結構」
人気商売ではなかなかできない発言ではありますが、スタジアムにいる人の内、文句を言わずに去る人が大多数かと。
「今年は抗議の意味でホームの試合には行きません」「シーズンチケットは買いません」という人はいます。
サポーターは辞めないけどチームの収入には寄与しないよ、という反応です。
一方で「状況は気に入らないが儲けさせなきゃいい選手取れないんだから行くしかないでしょ」という反応もあります。
で、現在私が見ているチームはタダなので「チームにJ(プロチーム)を目指すぐらいの経済的発展をもたらす行動をしていないのはサポートとしていかがなものか」というご意見をいただくことがあるのですが、そこまでの力量が残念ながらありませんのでできる事から取り組んでいるのが現状です。
>「サポーター界隈ではそこからいろいろ有益な話が出ました」
一番盛り上がったのは前の記事でも貼った川崎フロンターレの件です。
『サポーター』って何だ、という結論の出ない問題に対するアプローチとオマケ
http://anond.hatelabo.jp/20080405101131
チームに対するブーイングをしません、というクレーマー的とうけ取られる行動をしないことでイメージアップし、サポーターやスタジアムに抵抗感を感じさせないという基本方針をとることでお客さんも増えてチームが潤うことをねらってますとの事でした。
匿名ですが至って淡々と綴られており、seanさんに対する罵倒などはありませんのでその辺はご心配なく。
サッカーとアメスポの違いの部分、了解です。
>「サッカー(のサポーター)は、○○でなくてはならない」という言い方
私にとっては「卵は生卵で食べなくてはならない」「いやいや半熟でなくてはならない」「チーズオムレツじゃないと」程度の受け止め方で、サポーター談義になると「やっぱり卵焼きだよねー」という共通点から入って「そうそう!うち塩しか入れない」「信じられないよ!甘くないと卵焼きじゃないだろ」「具が入る俺最強」などと共通点と相違点が出る。美味そうだったら自分でもマネしたりアレンジしたり。
うーむ。よくわからないたとえですが、要するにその中でこれが好ましい、これは自分は合わないってだけで、これはいいと思ったらウチでも取り入れてみようかな、という感じです。色々なチームに興味を持つのはよそのお宅の味を一口いただく感じかも。
でもこれも同じような価値感をもっている同士では気づかない押し付けがましさがあるのかもしれません。
>「Jリーグは特別なんだ」みたいな思考は、「Jリーグは特別だ」と思い込みたい心理
私の応援するところはJじゃないのでなんとも・・・。
「Jリーグは特別なんだ」と言われると確かに私たちからすれば特別に条件がよく規模が大きい。雑誌にも新聞にも載るしテレビにも出るし予算もたくさん持っている。
でもJリーグのチームを応援するrajendraさんは同じような価値感を持っていると感じたし、そうじゃない人もいる。
あと、優越感がどうかはわかりませんが、より楽しみたいより楽しむにはどうしたらいいんだろう、という気持ちはあります。
何十万もかけて行ったドイツワールドカップ、国内での日本代表の試合、Jのチームの試合どれも素敵でしたが、ただで見させてもらっている自分の応援するチームを観戦する時が一番喜んだり楽しんだりできるのです。
「Jリーグじゃないのになぜ応援しているの?」と聞かれることもあるのですが、Jである無しは自分にとってはあまり関係ないです。
Jが、ではなく自分が応援しているから自分にとって「特別」なのではないのかと思っています。そう思い込みたい心理なのかどうはわかりませんが、愛着があります。愛着があるので大事にしたいのです。
なにかと特別視されることの多いサッカーのサポーターの方々に、 ほとんど脚光を浴びることのない(浴びたいわけではないですが) アメスポファンとして、「あんたら、なんぼのもんなの?」という 下品な対抗意識が、むくむくと湧いてきた、ということなのでした。
こういう対抗意識ってすごく心を刺激するものですね。
小学生の頃、作文の宿題が書けずに知恵熱を出し、小論文がろくに書けず赤点を取ったことがある私がこれだけの文章を書くきっかけになったのですから。
そして、私はサッカーのある所、スポーツのある所にあるそのような対抗意識のぶつかり合いを感じ取ることも楽しみの一つなんだ、それが今回のseanさんの文章を読んでの一番の気づきでした。