サッカー観戦の敷居とかご新規さんをどう呼ぶか?という話

前の日記に関連した記事にいろいろ物思ったので
今回は長めに書いてみました。

サッカーって最近難しくね?
http://d.hatena.ne.jp/aratasuzuki/20080301/p2

それに対するブックマークでのコメントなど。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/aratasuzuki/20080301/p2

それにしても開幕すればスタジアムやらネットやらで
罵倒しあってるかもしれない者同士がこんな風に熱心に
「サッカー落ち目っぽいけどどうするよー」って語っているのは、
サッカー好き一同、呉越同舟という感じがしてなんかいい、
なんて感想はちょっと不謹慎でしょうか。
日本代表も呉越同舟だからすき。おらがチームから代表出してなくても。


この件について考えるのに参考になった記事がいくつかあります。


エルゴラを発行するスクワッドの社長・山田泰氏による
日本サッカーの市場のこれまでの展開と展望。

山城 敬のサバイバルJ:NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20070301/120094/

これまでにサッカーに注目が集まった出来事と、それに関するマスコミの動きや
その功罪、サッカーファン層の固定化の仕組みなどについて。
図解もあり分かりやすかったです。


観戦者調査
http://supportista.jp/news/233

サポティスタによる、Jリーグの観戦者調査に関する講演のメモ。
箇条書きにまとめられた各項目は普段ネットやスタジアムで
漠然と感じているものと一致しているものもあれば
意外な点もあり、サッカー観戦者像を客観的に見ることができました。
観戦者調査2007年版はこちら。(pdfです)
http://www.j-league.or.jp/aboutj/2007kansensha.pdf
読み出したら止まらなくなった。
浦和の試合に行く同行人数の多さとか、鹿島への道のりの遥かさなど、
データってすごい。


在仙プロスポーツ3球団、ファン三者三様 仙台大生が調査
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080226t15045.htm

ikerさん経由。
http://blog.livedoor.jp/athletiker/archives/797133.html
それぞれの母体をもつ仙台が本拠地のプロスポーツのファンの観戦姿勢や
行動を仙台大学の学生さんが卒論として調査した記事で、
前の二つの記事を踏まえて読むと競技の違いはあるものの、
先発・後発チームのファン層や意識の違いが現れるな、と。



で、いろいろ読んで、なんかいい案がでるか、っていうと、出ない。

ワールドカップ初出場・自国開催以上の起爆剤が望めない今後は
また違ったアプローチが必要なのでしょう。
こんな手詰まり感の中、Jが無い地域ではJを目指す動きが各地で
起こっていまして、その辺に新しい活気や展開がある、というか
あって欲しいと願っています。

福島はどうだろう。どうだろうね?