いまさらですが、ワールドカップ2006が終わった。

前回大会と違い、波乱無く強豪国が勝ちあがってきた今大会のファイナル、イタリア対フランス、PKでイタリア優勝。
そして、結果もかすむ出来事。
頭突きによるレットカードで、ジダン、現役最後のプレー、現役最後の退場。
これもまた、サッカー。ってやつなのか。
2002年の開幕戦は、多分私が90分間通してサッカーを見た初めての試合だったと思う。せっかく日本でやっているんだから、ためしにチケットの申し込みぐらいしようよ、と誘ってくれた友達に、「えー、サッカー嫌いだし、もし当たってもかったるくて行きたくないから申し込むの、面倒くさいよ」と言うぐらい、それまでの私はサッカーに無関心だった。
開幕戦は、日本でやってるし、見てみるかと思ってテレビをつけた。
前回王者であり、世界でもトップレベルと言われているフランスの選手たちが初出場のセネガルに敗れ去り、その後一勝も、一得点もできないまま去る。
サッカーの残酷さと凄さ、面白さを強く印象付けられた、あの試合は間違いなく、私がサッカーにはまる、大きなきっかけだった。
ジダンが、すごい選手だというのもテレビで煽っているのを聞いて知っているだけだったし、むしろCMでヤカンをリフティングしている変なガイジンとして認識していた。*1そのフランスの中心となるはずだったフランス大会のヒーロー、ジダンが芝に倒れこむ姿もまた、私の中で強い印象を残した。
そのフランスが躍進し、ジダンが今大会をもって引退するということで、準々決勝あたりからフランスにけっこう思い入れしながら見ていた。
だからあの結末にはかなり放心状態になりましたよ。できれば、プレーで印象に残る決勝であって欲しかった。それが残念。
ただ、もちろん、頭突きについて肯定はまったくできないけれど、ああいう不条理な行動もまた、ジダンらしさの一部であったのだろう。
スッキリしない試合だけど、イタリアの喜びっぷりはいいもん見せてもらったって感じだな。トッティの国旗ほっかむりとか。

今回のホスト国、ドイツの2002年の躍進も、私を熱狂させ、サッカーに夢中になるきっかけだったんだけど、今回、ドイツ代表のすばらしい試合を生で観戦する事ができて、忘れがたい思い出になった。バラックも、生で見られたし、山ほどグラビアの載ってる雑誌も買ってきた。なんせ、こことかメールのアドレスにやたら13が付く理由の3分の1はバラックの背番号に由来しているぐらい、ミーハーに大好きなのです。


日本代表は、まだまだ3回目の本大会、勝ち抜いての出場はたった2回。
今回、ドイツまで行っていろいろな国の人を見ながら思ったのは、すごくああいう場の楽しみ方がうまいなーという事。日本人だって楽しむことは大好きなはずなので、こっち方面もチームの強化ともども発展していきたいですね。
何がどう楽しかったのか、ゆっくりになりますが、ワールドカップの顛末日記に書いていくつもりです。
いつになったら観戦記のところまでたどり着くのやら。http://d.hatena.ne.jp/surumeno06/


サッカーを見始めてたったの4年。
行く前に、ドイツまで行って、ワールドカップを見たらもう満足してサッカーに飽きちゃうかな、なんて考えも頭をよぎりましたが、行ってますます病が深まってしまいました。
それにしても、行く一週間前にリーグ戦行って、帰ってきて一週間後もリーグ戦行って、そのどちらも、ドイツで味わったハラハラドキドキと比べようが無く、いいもんだと感じたよ。
ホームとわがチームあってのサッカーの楽しさと、改めて思い知りました。
ともあれ、2006年ワールドカップドイツ大会、ありがとう、さようなら、とても楽しませてもらったよ!

*1:どうでもいいけど、この件についてぐぐってたら、2chに当時、プチ神がいたのを発見した。日付に注目。http://ton.2ch.net/football/kako/989/989472152.htmlというか、予言と言われる書き込みが時々現れるけれど、世の中が、あまりにもベタな方向に流れているってことなんだろうな