仙台中田3-4FCプリメーロ(名取スポーツパーク)

surumeno132006-06-25

福島を出る時はすこし青空も覗いているぐらいの天気が、宮城に近づくにつれ雲が低く垂れ込めてくる。
「雨じゃないよな…」と思いながら試合開始を待つ。
ちょうど日本代表のワールドカップの試合があった期間中、プリメーロのリーグ戦試合は中断していたんだけど、今日は今シーズンになってからやここ何試合か出場していなかった選手の顔も見られ、監督からは気合の入ったお話がされている模様。
キックオフ。少し霧雨が振ってきた。人数が少ないため、ばたばたとダンマクを貼ったりなんだりしているうちに、先制点を取る。ここからら試合はプリメーロペースで進むのだがなかなか追加点が入らないまま、前半終了直前にフリーキックで直接1点を返されてしまう。
後半に入るころ、霧雨というか、ピッチ全体がガスがかってきて、私たちが見ているところから逆サイド側はほとんど見えない状態になる。
その後、2点を追加し、試合はほぼ決まったかに思えた。
選手たちの動きがぼーっとかすむ中で、なかなか状況がつかめなかったが、小野選手のアシストからルーキー緑川選手の決めた得点は印象に残っている。
が、後半終盤、残すところ10分ほどで2点差を追いつかれてしまう。
1部昇格からここまで、勝ち点を得ていなかった仙台中田はこの得点で俄然勢いが増してくる。
二度追いつかれ、しかも二回目は試合時間が残り少ない中の2失点。
正直なところ、私の頭の中にはあの日本代表のオーストラリア戦が脳裏にちらついてしまった。
しかし、試合終了まで数分の所で勝ち越し点を決め、勝利を得ることができた。
前の試合と合わせると合計10失点、という事で守備はこれからの課題だと思われる。
ただ、この試合を、このような形で勝てたこと、とっても嬉しい。
2度追いつかれながら勝ちきれた、というのは精神的にも肉体的にもタフでなくてはできなかったことだから。