スタジアムの持つ力。

遥かなる甲子園(全10巻)
遥かなる甲子園 (第1巻) (アクションコミックス)
タイトルでもわかる通り、野球のマンガ。
主人公の武明は沖縄で風疹による聴覚障害児として生まれます。
耳の聞こえない武明は、幼いころ閉ざされた世界に生きていました。
しかし、近所のお兄ちゃんが出場した甲子園のスタンドで、応援の声援、選手たちの掛け声、プレーの迫力に圧倒され、甲子園というスタジアムの音をたしかに「聴き」、新しい世界へと踏み出します。
甲子園をめざして野球をする。野球少年は誰もがあたりまえのように夢に抱くことですが、障害がある彼や仲間たちにとって、まず野球を始めることから練習試合を一つ行うことまで、一つ一つが苦難の連続となります。社会は時に無理解という刃で切りつけ、時に「思いやり」という名の真綿で首を絞めてくる。感動もしますがいろいろと考えされられる作品でもあります。
かなり前になにげなく本屋さんで手に取り、おもわず泣きそうになって全巻かってしまった。
サッカーと野球、種目は違いますが、スタジアムの持つ力、人々の願いや思いをつなぐチームの存在など、共感するものがあるんじゃないかな。
ということで紹介してみました。でも今は人にあげてしまって手元にはなかったりする。
追記
あ、意図してなかったけど昨日と今日と沖縄つながりだ。行ったことないんだよね。ちんすこう、好きです。